最強寒波襲来で起こった水道トラブル

数十年に一度の最強寒波が襲来した2023年1月。雪の少なかった年始に油断していた我々を「当然のように」厳しい寒さが襲いました。
氷点下10度を下回り、最高気温も氷点下という連日の寒さで立石工務店にも「多くのSOS」の声が届きました。
そうです。水廻りのトラブルです。トラブルの連絡をいくつかご紹介します。

①水が出ない
②お湯が出ない
③シャワーは出るがお湯はりが出来ない
④洗濯機から水が出ない
⑤浴室・洗濯機の排水が凍って溢れてくる
⑥トイレの水が出ない
⑦トイレが流れていかない …etc.

解凍作業はやってみないと分からない…

正直、協定を組んでいるというわけではないので決まりはありません。
凍結している状態(軽度か重度か)や凍結箇所、作業に必要となる機材、作業時間、作業員の人数、お宅までの移動距離など請求される金額の違いには要因が様々にあります。

実際のご請求金額に(おおよそ¥3,000~¥30,000と)幅があるのも、同じ凍結でも”見てみないとわからない”というのは事実です。

業者さんによっては、スタート金額を¥7,000~¥8,000と設定し、状態や箇所によって追加請求するというシステムのところもあるようです。

「自力で解決できたら」って思いませんか?

「餅は餅屋」という言葉があるように、水道のことは設備業者を呼ぶのが間違いありません。
しかし、もし自力で解決できる事案だったら、痛い出費をせずに済む可能性もあります。

ここでは、水道から水が出ない・お湯が出ない場合の対処方法についていくつか例を挙げてみたいと思います。

「水(湯)が出ない」場合の対処法について

 自然解凍するまで待つ

日中の気温が氷点下を下回る真冬日でない限り、暖かい日が続けば ”いつかは” 自然に溶けます。日常的に使用する必要のない、もしくは他の水道を利用することで日常に支障がない場合は、①水道管にダメージを与える必要がない ②呼んでみないと分からない解凍作業費用の心配もいりません。

 室内を暖める

単純すぎて拍子抜けするような方法ですが、暖房を使用して室内を暖めることで出るようになることもあります。就寝から起床まで暖房を使用していないご家庭は少なくありません。お時間にゆとりがあれば、暖房を付け(水道付近にヒーターを置ければ尚良いです。)暫く様子をみてみることもお勧めです。

 ぬるま湯を使って溶かす

凍結している箇所を見つけることが出来れば(もしくは湯をかけ流しても問題ない場所であれば)、水道管にタオルなどを巻き付け50℃未満のぬるま湯をかけてください。ここで、注意が必要なのは熱湯ではいけないということです。熱湯をかけると亀裂が入り水道管自体を傷めてしまう危険があります。
また使い捨てカイロを使用して凍結部を暖め続けることも効果がある場合もあります。

 ドライヤーを使用する

凍結している箇所が屋外でない限り、ドライヤーの熱風を使ってまんべんなく溶かしていく作業は非常に効果的です。時間がかかる場合もありますが、設備業者を呼ぶ前に一度試してほしい作業となりますので、ドライヤーをお持ちの方、お時間に余裕のある方は是非試してほしいです。

色々試したけど凍結が解消しない場合

ご連絡いただいた順のご訪問となりますが、私たち立石工務店も水道設備の資格者が解凍作業を承っております。
お困りのときは、お電話でご連絡ください。
メールフォームでもご相談を受け付けております。)
水漏れなどと違い、凍結は気温によっておこるトラブルですので、氷点下10度近い日や寒波の襲来時は解凍依頼が多数入っていて混雑している場合があります。
しかし、そんな場合でも関係業者と連携して半日から一日ではお邪魔できるようにしています。
お待ちいただく時間で、ご自身で解凍できる場合も多くありますので、今回の処置方法は是非ご参考になさってください。