“岩手の四季”を快適に過ごす家づくり

1.寒さ厳しい冬
①寒い家が招く現状
 冬場、
寒い家の人は家に入るなり慌ててストーブを点火しなくてはいけません。一刻も早く、むらなく家中を暖めるために、その数は部屋の数あるという家も珍しくはありません。脱衣場にもトイレにも小さなヒーターを設け、入浴後もトイレの後も冷え切った廊下を小走りに部屋へと戻る。そんな寒さ厳しい岩手の冬は、「ヒートショック」で亡くなる方も大変多いのです。特にも高齢者は注意が必要で、日本では年間1万人以上の方がヒートショックが原因で亡くなっており、室内における高齢者の死因、4分の1を占めているとも言われています。

※ヒートショック=急激な温度の変化により血圧の乱高下や脈拍の変動が起こること。冬場の入浴時や冷暖房の効いた部屋から外へ出た時などに起こりやすく、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などの深刻な疾患につながる危険性がある。高血圧や動脈硬化の傾向がある人が影響を受けやすい。

②空気の汚れだけじゃない!大量の結露はファンヒーターが原因
 ガスや石油ファンヒーターは、空気中の酸素を使って燃焼することで二酸化炭素と水に変わります。(CとHとOの組み合わせで)灯油1リットルを燃焼すると、室内には約1リットルの水が出るそうです。残りが大量のCO2です。多くのメーカーでは「1時間に1~2度の目安で換気すること」を推奨しています。それは、ファンヒーターが暖かい代わりに、空気を汚すものだからです。しかし、1時間に1度以上の換気となると「せっかく部屋が暖まってきたのに?」とほとんどの方が行わないのではないでしょうか。空気の汚れは気になってもストーブを稼働し続けなければ寒くて居られない家も多いのです。さてヒーターが稼働することにより発生する水蒸気はというと、それは暖房をやめたり(室温が下がる)、冷たい窓ガラスや玄関ドアに触れると水に変わります。これが結露です。大体、8~10度の温度差があれば発生します。ガラスや扉に付くだけなら小まめな拭き取りで対策出来ますが、そのままにしておくと流れ出して家を変色させたり、腐らせたりします。また、結露を放置することにより発生するカビは空気中に混ざり、健康を脅かす危険性も充分あるのです。
ファンヒーターのバナー

③「でもそれが岩手の冬の家」…?
 それでも多くの方たちが今年の冬も、高い光熱費を気にしながらファンヒーターを稼働させ、なかなか温まらない室内で厚手の上着と靴下をはき、大量の結露やカビによる健康被害が懸念される状態を過ごすのかもしれません。私たちはそんな「それが岩手の冬だから仕方がない」という住環境を少しでも改善したい。小さなお子さんが、そしてご高齢の方々が多い岩手の住環境だからこそ、健康に安心して長く生活できるマイホームでお過ごしいただきたい。そのために、私たち立石工務店は価格と質を追求した家づくりのご提案し続けたいと考えています。

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